家庭用蓄電池にはいくつかのタイプがあります。
できるだけ我が家のニーズと条件に合った蓄電池を選びたいものですね。
蓄電池のタイプ、基本的な知識を確認しておきましょう。
家庭用蓄電池 2つのタイプ
コンセント接続タイプ(独立タイプ)
特長
設置が簡単で、比較的安価です。
充電:家庭のコンセントに接続します。
放電:充電器の出力端子に接続できる家電機器に放電します。
欠点
- 充電に系統電力(通常の電力会社からの電気)を利用するので、節電メリットがありません。
- 天井照明やコンセントへの放電には電気配線工事が必要になります。
- 特定機器のみにしか放電できません。
系統連系タイプ
特長
自宅の分電盤に予め接続工事を行います。太陽光発電などの創電システムとの連系が可能です。
一般的な家庭用蓄電システムはこちらのタイプを指します。
独立型と比べると、一般的に以下のようなメリットがあります。
- 節電メリットが多い
- 容量が大きく、長時間使える
- 長寿命(平均15~20年)
- モニターで電力使用状況が分かりやすい
- 多機能
充電:昼間は太陽光発電の余剰分から、夜は系統電力からなど、設定によるモード切替ができます。
放電:蓄電池用の特定負荷配電盤に接続された電気機器に放電されます。
機種によっては家全体の電気機器を賄えるものもあり、停電時も安心です。
欠点
- 値段が高めです。
- 工事が必要。
- 創電システムとの相性を確認する必要があります。
近年高性能な家庭用蓄電池も増えてきました。
目的に合わせて、まずは容量の大きさをある程度決めてから、見積りサイトなどで絞り込んでみると良いかと思います。
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